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大人と子供の手でハートを包む

【お金の勉強会】知っておきたい健康に関するお金の話

ここ数年、「健康」に関する情報があふれており、健康への関心はかなり高まっているのではないでしょうか。
今回はそんな健康に関するお金の話をしたいと思います。

●ガンの治療は進化している!

今では常識のように「ガンは2人に1人はなる」と言われますが、ガンは長期的に治療していくので、治療の費用は莫大になりますし、時間も体力もつかってしんどいというイメージかと思います。
ですが、医療は日々進歩していますので、ガンを切らずにやっつける治療も増えてきています。
例えば、陽子線重粒子線という治療はご存じでしょうか。

一般的な放射線治療…体の深い部位にあるガンを治療しようとすると、その前後にある正常組織にも強く放射線があたることになり、結果として正常組織が損傷を受けやすくなる
陽子線や重粒子線…体のある深さで最も強くなり、その前後ではかなり弱くなるため、ガンを取り囲む、正常組織への影響をより少なくすることができる

つまり、陽子線や重粒子線は、体への影響を最小限に抑えることができるわけです。 

●体に優しい治療は、費用が高い・・・

上記のような治療はどこでも受けられるわけではないので、遠くの病院に行く必要があったり、公的医療保険対象外の「先進医療」も数多くあり、費用が数百万円からかかってきます。
そのため、医療保険やガン保険の特約にある「先進医療特約」というものに加入しておけば、その費用を全額補ってくれるため、費用面であきらめずにガンの治療を受けることができるのです。 
SNSなどでは「保険は入らなくて良い」と謳っている人もいますが、いざという時に入っていて良かったと多くの人が言われているのも事実です。
なにかあってからでは遅いので、「安心を備える」という意味で、自分に必要な保障を備えておきましょう。

保険証券のイラスト

●先進医療も変わっていく

さて、先ほど、先進医療は公的医療保険対象外の治療と言いましたが、先進医療ではなくなったものもあります。
例えば
今年…早期の肺がんに対する陽子線や重粒子線治療
去年…早期の乳がんに対する経皮的乳がんラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法という 切らない治療
数年前…白内障の多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
など。
先進医療だった治療法が公的医療保険の対象となったり、新たに先進医療に加わる治療があったりと、実は「先進医療」の中身は毎月変わっていっています。 

公的医療保険制度の対象となったからと言って、治療費は安いものではありません。
そんな時に、高額療養費制度というものが使えます。
これも何度かお伝えしたことがありますが、一般的に月に約8万を超える医療費は、健康保険から支払われるという制度です。 

●病気になったら仕事を辞める…?

実際に、がんの治療をしようと思ったら、仕事を休んだりして収入が減るため、高額療養費制度を使ったとしても、月に8万円が通常の生活費にプラスでかかってくると考えると、かなりしんどいのではないでしょうか?
しかし、治療に専念しようと思ったら、仕事は休まざるを得ない、最悪の場合、辞めないといけないということもあり得ます
これは、会社にとれば、良い人材がいなくなってしまうというのは大きな損失なんです。
そこで、治療しながら仕事も続けてもらう、「両立支援」という選択をしている健康経営を推進する会社も増えてきています
「健康経営」は今とても注目を浴びている経営方針です。 

●注目を浴びている「健康経営」とは

健康経営とは、簡単に言えば、社員の健康のサポートをすることです。
例えば
健康診断やがん検診などを会社が費用負担する
社員食堂のメニューを減塩にしたり低カロリーにしたりする
病気になってしまった社員が治療に専念するため会社を辞めなくても良いように休暇の制度や勤務体系を整えたりする
など、病気を未然に防ぐサポートの他、病気になっても働きやすい環境を作ることも健康経営です。 
働いている人も健康でいられるし、病気になっても収入がゼロにならないことで安心が得られ、また会社も優良な人材がいなくなって困ることがなくなるという、双方にとって良い経営です!

●佐藤貢保険事務所は健康経営優良法人として認定されています!

弊社も、協会けんぽの広島支部において健康宣言をしており、優良事業所として5つ星認定をいただいていますし、経済産業省が実施している健康経営優良法人にも認定されています。
さらに今年は広島県が主催している「チームがん対策ひろしま」にも登録し、がんに関する知識を広めたり、社員ががんになった時のサポート体制を整えたりと、健康経営を実践しています。
健康経営をしているということは働きやすい環境があるということで、社員の募集にも効果的です。
健康経営っていったいどんなことをしたらいいんだろう?とお困りの経営者の方には、社員の健康のためになる付帯サービスのついた保険もありますので、ぜひご相談ください。 

白衣を着た女性が治療費を示している

【お金の勉強会】ご自身の医療費の自己負担額をご存じですか?

●1ヶ月の医療費、上限はいくら?

今年に入ってまだ1ヶ月ですが、たくさんの事故や事件が起きています。
年始の大地震では、被災された皆さま、またそのご家族の皆様に
心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧をお祈りいたします。

さて、特に最近のニュースで驚きを隠せないのは、
1974、75年に起きた連続企業爆破事件の容疑者の一人が
なんと福山(当時深安郡)出身だった!ということなんですが、
その容疑者はガンにり患しており、保険証を提示せず自費診療で入院していたということで、
がんの治療だったら自費で一体いくらかかるんだろう…と震えてしまいました。

入院費を心配する男性
ケガや病気で手術や入院をした際、治療内容によっては費用が高額になることもあります。
これが健康保険適用の治療であれば、自己負担は1ヶ月で8万円くらいが限度
という話を聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか。
浸透しつつありますが、これが「高額療養費制度」です。

●健康保険の種類は大きく分けて3種類

そもそも、健康保険には

  • 国民健康保険:自営業者やフリーランスの方が加入する
  • 被用者健康保険:会社員や公務員が加入する
  • 後期高齢者医療制度:高齢者が加入する

この3つがあります。
そして、被用者健康保険の中には、
会社員の方であれば健康保険、公務員の方であれば共済組合に分かれ、
さらに健康保険については「健保組合」「協会けんぽ」に分かれています。
健保組合の加入者は、主に大企業やそのグループ会社の会社員が多く、
協会けんぽの加入者は中小企業の会社員が多いのが特徴です。

●加入する健康保険によって、保険料や保障内容などが異なるんです!

 上記の中で、組合健保と共済組合にご加入の方は、付加給付というものがあります。
例えば・・・
地方職員共済組合の場合、1ヶ月の医療費自己負担額が約25,000円になります!

健康保険組合の給付内容は一部組合をのぞき、
ホームページで簡単に閲覧できるようになっています
所得額によって給付額も変わる場合もありますが、
一律自己負担額が2万円となる組合もあるようです。
 パソコンを使う女性

●民間の医療保険、本当に必要?

自己負担額が少ないなら、医療保険いらないんじゃない?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが!
高額療養費や貯蓄では補えない大きな支出の代表例として、先進医療があります。

先進医療

先進医療にかかわる費用は健康保険は使えず、全額自己負担です!
また、自由診療での治療も全額自己負担です!
例えば、ガンの治療は先進医療や自由診療の治療も多いので、
より良い治療に安心して専念するためには、
民間の医療保険で治療費を補っていくのが良いのではないでしょうか

●自分の保険、ちょうどいい?

色々な保険

先のお話しの通り、もしかするとご加入の健康保険によっては、付加給付があるため、
民間の医療保険に入りすぎていることもあります。
逆に、先進医療の費用が補えなかったり、古いタイプの医療保険の場合もあります。
現在は、掛け捨てではない医療保険もありますし、ガンの自由診療に対応したがん保険もあります。
自分の健康保険と民間の保険がちょうどよいものになっているのか、確認してみませんか?
見直しをしてみたいという方は、ぜひ弊社にご相談ください!