道路交通法改正。早めのご準備を!

昨年6月に千葉県八街市で、下校中の小学生が飲酒運転のトラックにはねられて死傷するという
痛ましい事故がありました。これを受けて、道路交通法が改正されたのはご存じでしょうか?

従業員の運転前後の酒気帯び確認を行うことが必須に!!

今までは『運転前』に、ドライバーが飲酒により正常な運転ができないおそれがないか
確認することなどが義務付けられていましたが、『運転後』においての規定はありませんでした。

この度の改正で、

安全運転管理者を選任する『すべての事業者』に対し、
運転前後のドライバーに酒気帯び確認を行うことが義務化され、
アルコール検知器を用いた酒気帯び確認等が新たに設けられます。

具体的には、本年4月よりすでに施行されている改正法によると、

①運転前後のドライバーに対し、状態を目視等で確認することにより、
 酒気帯びの有無を確認すること
が義務化

≪※目視等で確認:ドライバーの顔色や声の調子、呼気の匂いなどで確認すること

②ドライバーの名前や、業務で使用する車のナンバー、酒気帯び確認をした人の名前、
 確認日時、結果など実施記録を1年間保存すること
が義務化

このように比較的厳格に定められています。

さらに10月以降の改正では、

③『アルコール検知器を用いてドライバーの酒気帯びの有無の確認を行うこと』
 『アルコール検知器を常時有効に保持すること
  (必要な数の検知器を設置することや検知器そのもののメンテナンスなど)』
  
が義務化予定

●飲酒運転・酒気帯び運転によって事故を起こすと…

この度の改正は、痛ましい事故が二度と起こらないようにすることが目的ですが、
企業の立場では、従業員の飲酒運転による死傷事故によって、
ドライバー個人だけでなく会社も損害賠償請求を受ける可能性がある
ということも認識しておかなければなりません。

他にも、ネット上での風評被害、取引先の信用を失って仕事が減る、さらには業績悪化により倒産・・・
など、大変厳しい状況も想定されます。

●準備・環境整備、出来ていますか?

日々の酒気帯びチェックや記録の整備が義務付けられたことで、企業としても準備と環境整備が必要です!

弊社では、
ドライバーの酒気帯び確認に関する会社の現状や準備状態を把握するための『セルフチェック』や、
運転日報と酒気帯び確認、両方の記録ができるツールやアプリなどもご紹介しております。
ご関心のある経営者様などおられましたら、お気軽にお問合せください。